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昼神には、いろいろな歴史が語り継がれています
現在でも、多くの名所や旧跡が残る・・・そんな里です。


 昼神温泉郷は信州の南に位置し、静かな山間の温泉郷です。その歴史はとても古く、約250年前の古文書「伊奈郡郷村鑑」にも「近世温泉湧出し近郷の人湯治す…」と記されており、東山道も通っていたことから月の名所として【信濃の国】の歌にも「尋ねまほしき 薗原(そのはら)や…」と歌われるほどで、よく知られていたそうです。

 しかしいつしか、その温泉も埋もれてしまっておりましたが、昭和48年(1973年)に、旧国鉄の工事によりトンネルの調査をしていた所、良質のお湯が噴出しました。その湯量は豊富で、泉質はアルカリ性の単純硫黄泉とわかり、再び「湯治の郷」となったのです。

 現在では南信州随一の温泉地として広く知られるようになり、ホテルや旅館が建ち並び、年間70万人を超えるお客様にお訪れていただいております。
また、温泉街の中心では毎日、名物の朝市が行われており、地元の農産物や特産品が販売され多くの観光客でにぎわっております。

     昼神温泉の泉質・効能
・泉  質 アルカリ性単純温泉(pH10.04 無色透明)
・浴用効果 リウマチ性疾患・運動障害・しもやけ・創傷・糖尿病・月経異常・美肌・美容など
・飲用効果 糖尿病・痛風及び尿酸素質性中毒症・慢性便秘・リウマチ性疾患・慢性気管支炎など


昼神(ひるがみ)というユニークな地名。その由来には「二つの説」があり、この地の古い歴史を物語っています
その昔、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)がご東征の帰り途、東山道最大の難所といわれた「御坂峠」(みさかとうげ)にさしかかった折、山の神が白鹿に化けて行く手を遮ったのです。そこで、日本武尊は口に噛んでいた蒜(ひる)を白鹿にむかって投げつけたところ、白鹿の目に当り退治することができました。以来、「御坂峠を越えるものは、蒜を噛めば妖気に打たれることはない」と言い伝えられ、蒜を噛んで峠を越えるようになったといわれています。やがて、その風習が「蒜噛」(ヒルガミ)の地名となり、転じて現在の「昼神」と書き、そう呼ばれるようになったそうです。

 昼神温泉郷にある阿智神社には天思兼命(アメノオモイカネノミコト)が祀られております。
この天思兼命は、「天の岩戸伝説」にも登場する知恵の神で、昼を象徴する女神--天照大御神(アマテラスオオミカミ)が弟神・須佐之男尊(スサノオノミコト)悪事を戒める為に、天の岩戸にお隠れになった折に岩戸から導きだす方法を考え示した神で、天剱女命(アメノウズメノミコト)が歌を歌い舞を舞い、賑やかな祭礼を催し天照大御神が何事かと岩戸を少し開け覗こうとしたそのすきに天手力雄命(アメノタチカラオノミコト)が岩戸を押し開け天照大御神を連れ出し、世界は再び昼の明るさを取り戻させた…。といわれています。この天思兼命が天降りた地が、この地であるといわれるところから「昼の神」--「昼神」と呼ばれるようになったといわれています。


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